2015年12月23日水曜日

海苔ガール はじめました


昨日は仕事で沖へ。
youtube番組の次回収録のロケハンです。

取り上げるのは禎瑞の海苔。
特に、とれたての新鮮なものしか食べられないという生海苔に注目します。

昨日は晴れて波もなくてすごい過ごしやすかった〜!

沖から見える四国山地、石鎚、瓶ヶ森、笹ヶ峰の伊予三山。

伊予三山は愛媛を代表する3つの山。
すべて西条市にあります(すごくない?!)。
等間隔に並んでる三山、右のギザギザ台形が石鎚。
真ん中の「へ」みたいな形が瓶ヶ森。
その左の奥の方のまんまるーいのが笹ヶ峰。この前行ったところ。

四国の背骨の部分をこんな風に眺められるとはなぁ〜

さて肝心の海苔は1月が収穫期です。
漁師さんにお願いして、海苔を採る船に乗せてもらいます。
わっほーい楽しみ!

今回船を出してくれた篠原さん。
この方も去年まで50年間海苔を作っておられました。
海苔は、ホンマに難しくて、50年毎年違うからたいへんやったそう。

特に今は海が綺麗になりすぎて、養分が少ないから魚も海苔もとれんらしい。
海苔養殖の漁師さん、禎瑞支所には昔300人いたのが今や5人。
たいへんな生業でありますことよ。



あとウェアについて少々。

この黒いアウターは最近買ったパタゴニアのナノエアジャケット。
化繊と綿のミックスで、あったかいのに軽い!最高!
登山の時のミドルレイヤーに(上着の下に着るやつ)と思ったけど普段から使っていこう。


パンツの下には同時に買ったスマートウールのタイツをはいてます。

昨日あったかかったからその威力はよくわかりませんが…体感はすこぶる暖かかった。うん。ぬくかったけんね。



四国山地と瀬戸内海に挟まれた、豊かな環境の西条市に住んでてよかったと思った1日でした。


海苔の本を読んで、台本づくりがんばります。自作自演とはほんまにこのことよ〜

2015年12月21日月曜日

千町の棚田ライトアップ

さいのう
こと、
西条農業高校。

ここの生徒とPTA、地域ボランティアが一丸となって、昨日は西条市の山奥・千町(せんじょう)地区の棚田をライトアップしました。

ライトアップに使う約500〜1000個の竹製の照明は全て手作りでした。

開会式では市役所の明比農林水産部長たちがお話を。(いつも登山やスキーでおせわになっているのだ…)

青少年健全育成の、まーぼさんこと塩崎さん。西農OB!(西の川原のおいちゃんで、私はかれこれ10年のつきあいになる。なんでもできる!)


こんな感じの灯籠を作ります。

電気ではなく蝋燭のあかりです。

私も竹切りに挑戦。
ごりごりやりすぎて、髪のゴムがずりおちてるw


朝から始めた作業を一旦終え、16時ごろから現地に向かいます。

「バスの戸はこうやってあけるんぞぉ〜」
の顔の、成高教頭先生。(この方にもお祭りでおせわになりっぱなしやぞ〜)


前の席で漫才を繰り広げながら、クネクネとした山道を進んでゆきます


千町に到着!
日本有数の15haの棚田。
戦国時代からあるとのこと、もともと戦から落ち延びた人たちの集落やったそうな。
綺麗な石積みです!

治水もすばらしい。
急な斜面を登っていきます

灯籠設置場所のてっぺん。

耕作放棄地が9割を占めます。
雑草だらけで灯籠をぶっ刺すのも一苦労。

とはいえ、眼下には山村の美しい風景が広がります。

生徒の弟くんも、DSでパシャッ

教頭の掛け声で皆で点灯を終えた頃は、日もかなり落ちていました。

みんなでバンザイ!!

ここで私泣きそうになる

暗くなると幻想的な世界が広がります

冬の山はめっちゃ寒くて。
猪鍋と甘酒の炊き出しはとてもありがたかった。甘酒は千町出身のお母さんたちがこのために集まって仕込んでくださったそう。
なんとありがたい。

こちらは全く臭みのない、美味しい猪鍋でした。


告知を見て駆けつけてくれたお客さんも交えて。
(本当はもっと広く呼びたかったけど、駐車場や送迎のキャパ的に難しかったそうです)



いつまでー?とたくさんご質問もいただいたものの、次回はいつ開催されるかわかりません。
12/19、1日限り、数時間の風景。

ただ、このイベントを通してその場にいた人らが「この景色を守りたい」と思ったことは間違いない。

住民との共存、担い手、活用のビジョンやそもそもの目的の一致。お金のことなど
決して簡単ではないこの課題。
似たような話は地方どこに行ってもあると思うけど、うちらなりに越えていきたいなぁ。


おまけ・・竹の燗でお酒をあっためると、めっちゃ元気が出ちゃうんだって!
(今回のヒーロー、いわゆる「棚田ライトアップ実行委員長」加藤さんありがとうございました!)

2015年12月9日水曜日

みかんの季節。だんみかんって知っとる?

9月末頃から早生がでだして、温州みかんは今が最盛期のようです。

行きつけのウエキ果物店も、みかんみかんみかん紅まどんな、みかん。


私の狙い目はこの「だんみかん」。

愛媛県内にもいろんな産地がありますが、だんみかんは西条市で作られています。
石鎚神社近く、西田地区の段々畑でとれるからだんみかんやって。

(え、みかんって全部だんだん畑で作るんじゃないのとか言わなーい)


小ぶりで甘みと酸味のバランスが取れてて、おいしいの。
私は一口で食べて口いっぱいで味わって食べるのが好き。(ん?)


でも、このだんみかん、作る農家さんが少なく、昔は十軒はあったのが後継者不足で今や三軒だそうな。
加えて猿や猪がだいぶ平野部まで降りてきてしまっていて、もうわやだそう。

(つらいよね…手塩にかけた作物が荒らされるとか…想像を絶します)


それでも、おいしいだんみかんを求めて、何人もの方が箱を予約されていました。



一番人気だという、松井さんとこのだんみかん。


友達に送るまえに、自分で味見。

財布に全然お金がなかったので、150円分、300g分買って帰った。笑
期待を裏切らんおいしさでした!


あまり流通してませんが、だんみかんを見つけたら是非ご賞味くださいね。
せめて、みかんは愛媛のもんを!
(関西では和歌山、関東では静岡のんが流通量多かった記憶が)


植木のおいちゃん、今日もありがとー。